CADカスタマイズ ~設計業務の自動化・効率化~
当社では30年ほど前から各種CADソフトを扱っており、当初はMICRO CADAM HelixやAutoCADなどの2次元CADのカスタマイズを行いました。
SOLIDWORKSについては、販売代理店として20年以上に渡り多くのお客様に販売し、カスタマイズを行っております。

カスタマイズ事例のご紹介
ここでは、あらかじめ作成したマスターモデルと、Excelテンプレートを用いた自動化をご紹介します。
下図の「アーム自動設計テンプレート」では、各部品の寸法が表で示されています。
例えば、ARM部品の厚み、KNOB部品のアーム厚み、SHAFT部品のカット幅は同じ値である必要があります。
C7=C12=C17とセル間がリンクされていれば、同じ値であるべき寸法を異なる寸法にしてしまうミスがなくなります。

また、利用者はテンプレートに数値を直接入力するのではなく、仕様書Excelからスペックや仕様を選択することで必要な寸法が自動計算されます。
この部分をプログラム内部で処理することも可能ですが、Excelのコメントや計算式で表すことで下記のようなメリットが得られます。
- 「なぜこういう寸法になったのか」を示す設計根拠の確認
- ベテラン設計者のノウハウの明示化
- 設計ルールの標準化
ここでは詳細を省略しますが、寸法が変われば品番も変わるため、実際には一定ルールに従ってファイル名を付けたり、図面の自動生成も可能です。