発行日：2015年7月23日　　アルゴジャパン株式会社

2015年7月15日以降にSOLIDWORKSをアップグレードまたはインストール、アンインストールした場合、
SOLIDWORKSが正常に動作しない現象が確認されています。

◆確認されている現象の一例◆
・マクロを作成または実行するとSOLIDWORKSがクラッシュする
・FeatureWorksを実行するとSOLIDWORKSがクラッシュする
・関係式を含むファイルを開くとDLLエラーが発生する
・関係式を作成すると構文エラーが発生する
・アドインが正しくリストアップされない
・SOLIDWORKSからパックアンドゴーを実行するととDLLエラーが発生し動作しない。
・SOLIDWORKS製品のアンインストールが正常に実行できない
　ー＞アドミニストレイティブイメージから導入されている場合は
　　　下記重要な情報をご確認ください。

◆原因◆
Microsoftのセキュリティ更新プログラムKB3072630により、WindowsInstallerが変更され
SOLIDWORKSのインストールが一部失敗することによる。

◆重要な情報◆
アドミニストレイティブイメージからインストールしている場合に、
 SOLIDWORKS をアンインストールする前に「KB3072630」をアンインストールすると
 SOLIDWORKS のアンインストールに失敗します。
※ SOLIDWORKS のアンインストールに失敗した場合は、
「Microsoft Fix it」 を使用して対処してください。
しかし環境によってはFix itでも正常にアンインストールできない場合があります。
このような場合は手作業でレジストリおよびフォルダを削除したのち、
別フォルダにインストールするか、OSの再インストール等で対応する必要があります。。

必ず下記手順で作業を行ってください。

◆SOLIDWORKSエラー対処手順◆

※下記手順中のレジストリキーの操作（作成、値の設定）を自動で行うバッチファイルを
下記アルゴジャパンホームページ[緊急情報]の欄からダウンロードできます。

http://www.algojapan.co.jp#KB3072630_JP_update

A.スタンドアロンインストールの場合
１、下記レジストリキーを追加
　　HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Installer
　　に、DWORD値として
　　RemappedElevatedProxiesPolicy
　　を作成し、1を設定。
　　※これによりセキュリティFIXが一時的に無効化されます。
　　（自動バッチファイルの場合、1.作業前に実行（KB3072630を一時無効化）.reg）

２、SOLIDWORKSの修復インストールを実施

３、SOLIDWORKSの正常動作を確認後、先のレジストリ値を0に設定
　　※これによりセキュリティFIXが有効化されます。
　　（自動バッチファイルの場合、2.作業後に実行（KB3072630を再度有効化）.reg）

B.アドミニストレイティブイメージからインストールした場合
１、SOLIDWORKSをアンインストール

２、下記レジストリキーを追加
　　HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Installer
　　に、DWORD値として
　　RemappedElevatedProxiesPolicy
　　を作成し、1を設定。
　　※これによりセキュリティFIXが一時的に無効化されます。
　　（自動バッチファイルの場合、1.作業前に実行（KB3072630を一時無効化）.reg）

３、SOLIDWORKSをインストール

４、SOLIDWORKSの正常動作を確認後、先のレジストリ値を0に設定
　　※これによりセキュリティFIXが有効化されます。
　　（自動バッチファイルの場合、2.作業後に実行（KB3072630を再度有効化）.reg）

これからインストールする場合
１、下記レジストリキーを追加
　　HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\Installer
　　に、DWORD値として
　　RemappedElevatedProxiesPolicy
　　を作成し、1を設定。
　　※これによりセキュリティFIXが一時的に無効化されます。
２、SOLIDWORKSをインストール
３、SOLIDWORKSの正常動作を確認後、先のレジストリ値を0に設定
　　※これによりセキュリティFIXが有効化されます。

◆Microsoftからの情報◆
Microsoft社の下記情報に従い、
セキュリティ修正を一時的に選択解除することで正常にインストールできるようになります。
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3072630
（「セキュリティの低い動作に依存するインストール」の項参照）

◆ご注意◆
レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。
レジストリを変更する前に、問題が発生した場合に備えて、復元できるようにレジストリのバックアップ を作成してください。
レジストリのバックアップ手順：https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/322756 
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発行日：2015年7月23日
改訂日：2015年9月17日