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ソリューション情報

ソリューション情報

技術情報などをネットワークで円滑な情報共有!

アクセスなどで軽度な共有は可能?

エクセルやアクセスで作成したファイルをネットワーク上で共有は可能です。しかし、技術情報などは情報量が多く、また計算式などの複雑化が伴って「重たいファイル」へと変化し、ネットワークで共有が困難になる事が多々あります。
こんな場合は、「高速処理できるリレーショナルデータベース」への移行が必要ですので、弊社にお任せください。

MCからSolidWorksへの移行や混在環境における連携

3次元開発環境における既存2次元図面の利用

3次元CADの普及にともない、既存の2次元CADと3次元CAD間でデータを双方向で有効に利用したいというニーズが高まっています。多くの企業において既存の2次元CADは継続又は縮小傾向にありますが、これまでに蓄積してきた図面(=設計・製造ノウハウ)をどのようにシステム連携して再利用していくのかといった検討が特に重要となってきています。

図面を構成する設計情報

図面とは製品を製作するために必要な情報が漏れなく、また明瞭に示されているものです。この"必要な情報"を分類すると、外形線や寸法による「形状を表わす情報」、寸法公差や幾何公差、面の肌、はめあい記号などによる「製造する上での指示・注意情報」、表題欄や部品表といった「管理情報」になります。
既存2次元図面の利用を検討する際には、「どの情報」を「どの場面」で「どのような手段」で利用するのかを明確にすることが重要です。そして情報利用者が無理なく適時に欲しい情報を入手するためには既存の設計情報を「どう残すべきか」を見極めていきます。

設計情報を利用する場面

ものづくり工程のあらゆる場面で、それぞれの目的を持って既存の設計情報を利用しています。下記はその一例です。

   既存製品の図面から実験データを参照する
   設計変更をした理由を思い出す
   過去の図面を正式図として出図する
   ある部品を使用している図面を洗い出したい
   複雑な形状情報を3次元のモデル輪郭として使用する

設計情報の利用手段

既存の2次元図面から設計情報を得る方法・手段を整理すると次のように分類できます。

   見る(閲覧)・・・ 図面を見て情報を得る
   出図する ・・・ 図面を印刷する
   検索する ・・・ 設計情報を探し出す
   流用する ・・・ 設計情報(形状情報)を3次元CADへ取り込む

これらの利用手段は多くの場合、目的の図面を検索して見る・出図する・流用するといったように複合的に機能しますが、まずは1つ1つの手段をとるために既存の図面をどう残していくのかを考えてみたいと思います。

 

既存の設計情報をどう残すか

CADは図面へアクセスする道具でもありますので、基本的にCADがなければデータを参照することはできません。特にMICRO CADAM図面は強力なセキュリティ管理機能があるがゆえに、MICRO CADAMなしで図面へアクセスすることができません。冒頭で述べたように2次元CADの規模は縮小していく傾向にもありますので、既存設計情報を外部のデータ形式へ変換し、3次元システムとの融合環境の中で有効利用できる可能性・方法を十分考慮しておくべきといえます。

ではどのような可能性・方法があるのか、MICRO CADAM図面を例にとってご紹介します。

利用手段
保存形式
考慮点
閲覧
PDFファイル PDFの閲覧は無償のソフトウェアが提供されているので低コスト。ただし図面へのアクセス権は別途設定する必要がある。
OFIファイル
(MC図面プロット・データ)
OFIファイルを予め生成しておく必要があるがMC未導入環境にて高精度の閲覧が可能。
出図
HPGLファイル(OFIから生成) MCプロット・データからHPGLへ変換することでMCと変わらない出図が可能。ただしHPGLをプロッターへ転送するためのFTP設定等が必要。
PDFファイル HPGLと同様にMCプロット・データからPDFへ変換することで高精度なプリンター印刷が可能。
検索
RDB
(Windows Index Service)
MC図面から図面情報、表題や部品のテキスト情報などを抽出し、Microsoft Access やOracleなどのリレーショナル・データ・ベース(RDB) へ取り込み、更にPDFやOFIなどの外部ファイルとリンク付けすることで閲覧・出図・検索といった機能が複合的に利用できる。 低コストで実現するならば、WindowsのIndex Service機能を利用して、Windowsエクスプローラ上で目的のファイルを検索することも可能。
流用
DXFファイル

CADデータ形式の世界標準であるDXF形式へ保存し、図面情報を3次元CADへインポートする。メジャーな3次元CADのほとんどが、DXFをサポートしている。

外部への保存なし MICRO CADAMからシステム連携し、3次元CADへダイレクトに図形情報をインポートする。設計情報の利用側にもMICRO CADAMの導入が必須となる。

設計情報の利用手段が明確であれば、どういった形式へ保存しておけばいいのかが見えてきます。PDFやOFIのように閲覧と出図を両方可能にするデータ形式もあります。

ここでご紹介した以外にも必要な利用手段、有効なデータ形式が存在するでしょう。私たちはそのような可能性を常に探っています。どうぞご意見やご要望をお寄せください。

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